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『野口雨情民謡叢書』「土投げ唄」 野口雨情
昭和３年（1928年）８月発行
『野口雨情民謡叢書』より
土投げ唄
一
かつぽれかつぽれ
この 土かつぽれ
池が出来たら
金魚でもいけて
ハ、ヨイト ヨイトナ
おしやれ 姿が
眺めたい
二
まだあるまだある
この土かつぽれ
山が出来たら
桜でも植えて
ハ、ヨイト ヨイトナ
春の咲く花
眺めたや
三
さうともさうとも
この土かつぽれ
池にや金魚よ
山には桜
ハ、ヨイト ヨイトナ
わたしやこの頃
土投げた
四
よいともよいとも
この土かつぽれ
咲いた桜に
繋いだら駒は
ハ、ヨイト ヨイトナ
みんな勇んで
花が散る
五
それからそれから
この土かつぽれ
浮気心は
おしやれでも知れる
ハ、ヨイト ヨイトナ
どうせ金魚の
恋だもの
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| 『野口雨情民謡叢書』 野口雨情著 |
『野口雨情民謡叢書』
昭和３年（1928年）８月発行
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