縁かいな節
明治6年頃(1873年)
縁かいな節
初めて歌われたのは明治6年のことという。江戸情緒たっぷりのこの歌は、その後、数々の替え歌を生み、中でも「夏の涼みは兩國の〜」が最も知られる文句となった。ちなみにこの替え歌の中に出てくる「玉屋」とは、花火の掛け声の代名詞となっているあの花火師の屋号のことである。
縁かいな節
春の夕べの手枕に
しつぽりと濡るゝ軒の雨
ぬれてほころぶ山櫻
花がとりもつ縁かいな
夏の暑つさに涼み舟
すだれを上げて爪びきの
仇な浮世のはやりうた
風がとりもつ縁かいな
秋の夕は隅田川
堤の茶屋で入相の
鐘で手筈も忽ちに
月が結ぶの縁かいな
冬の寒さに置ごたつ
布團を縁のかけはしに
つもる思ひは寢てとける
雪がむすぶの縁かいな
替唄
春の眺めは芳野山
峰も谷間もらんまんと
一目千本二千本
花が取持つ縁かいな
夏の涼みは兩國の
出船入船屋形船
あがる流星ほしくだり
玉屋が取持つ縁かいな
秋の眺めは石山で
出船入船やばせ船
昇る石場の仇すがた
月が取持つ縁かいな
冬の眺めは丸山で
上り下りの京女郎
開く左阿彌の大ひろま
雪が取りもつ縁かいな
zy02111801.mdf
楽譜 歌詞 伴奏 A4縦 1頁
(V5.07仕様)
著作権の切れた作品
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〈流行歌-楽譜〉
昭和六年発行『世界音楽全集19「流行歌曲集」』
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2006/10/10(火) 10:03
迷公
替歌の「あがる流星ほしくだり」は正しくは「あがる龍勢、星くだり」です。「流星が上がり、星が下る」では意味を成しません。龍勢とは花火のことです。花火でなければ、「玉屋が取り持つ・・・」に
つながりません。CDの歌詞カードなども多くは間違っております。ご参考まで。
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