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浜辺の歌 ---- 林古渓/成田為三
大正2年8月(1913年)
『音楽』
 
浜辺の歌
 
作詞 林 古渓
作曲 成田為三

 
 作曲家・成田為三の代表的な作品。発表されたのは大正期だが、全国に広まったのは昭和に入ってからだという。
 よどみなく、ロマンチックに流れるメロディ・ラインは、明治時代から必死になって欧米の歌のセンスを学んだ日本歌謡の完成形の一つといえるだろう。
 第1節にある「風の音よ」は、もともとは「風よ音よ」だった。

 
浜辺の歌
林古渓
一、
  あした浜辺を さまよえば、
  昔のことぞ 忍ばるる。
  風の音よ、雲のさまよ、
  寄する波も貝の色も。
ニ、
  ゆうべ浜辺を もとおれば、
  昔の人ぞ、忍ばるる。
  寄する波よ、返す波よ、
  月の色も、星の影も。
この楽曲に関する解説を投稿してください。
2007/07/29(日) 07:50 歌子姫
先日、言語が少々出にくくなってしまった友人と共にこの歌を歌いました。ゆっくりと馴染みの歌を歌うことがよいのでは..と思いまして。
用意した歌詞は3番まであり、ここにあります表紙の絵と関連しているのでは?と思いますが、どなたかお教え下さい!!
2007/11/06(火) 19:08 おじさん童謡歌手
原詞は4番まであったのが、手違いで3番と4番の歌詞がいっしょにされて短くなり、3番の歌詞として伝わっているとのこと。
たしかに歌詞の意味がわかりにくいですね。だから、3番は歌われなくなったのだと思います。
http://katznoblog.at.webry.info/200706/article_1.html
2007/12/01(土) 18:39 浜辺の歌三番
3番まで歌詞があることを私もはじめてきのう知りました。他の人がカラオケで歌っているのを聞いたのですが、「病みしわれも、いまは癒えて・・・」で始まっていて決して変な歌詞ではなかったと記憶してます。
全部覚えていないのでぜひ知りたいのですが、歌子姫さんか、おじさん動揺歌手さんお願いします、コメント欄に発表してみんなに教えてください!!
2007/12/19(水) 19:29 月白
横から失礼します。
3番の歌詞は
 はやちたちまち波を吹き 赤裳の裾ぞぬれひじし
 病みし我は既に癒えて 浜の真砂まなご今は
です。私は声楽を勉強していますが、私が歌っている3番はこのような歌詞でしたよ。
2008/01/24(木) 10:56 稲子次郎(ペンネームです)
昨年4月に投稿させて戴いた者です。青柳順子様、有難う御座います。又、「浜辺の歌三番」様、月白様、是非、私のコメントも読んで戴きたく、投稿致します。
 実は、私の著書「一度だけの『浜辺の歌』」には続編がありまして、「それからの土」というのですが、この「あとがき」に書きました内容を抜粋してお目にかけたく思います。ご参考になさって戴けたら幸いです。
・・・この作品は、前作「一度だけの『浜辺の歌』」の続編として書いたものである。(中略)
前作を含めた二つの物語は、もう一つの主題を持っている。私は、かねてより「浜辺の歌」に強い憧憬を抱いていて、いつかはこの歌をモチーフにした作品を書きたいと思っていた。歌詞の意味するところを研究し、遠大な、二つからなる小説の梗概を立案した。一人男性主人公を設定し、その人生を大きく二つに分け、浜辺の歌と結び付けた物語を描いた。一作目の「一度だけの・・・」では若き日の純愛群像を描く中で、浜辺に寄せる波を「愛」貝を「待ち人」として、一番の歌詞に籠めて書いた。二つ目の本作では、貫かれた夫婦愛という形をとって、人間本来の「愛」の尊さを、やはり浜辺の歌の二番、三番の歌詞に籠めて書いた(三番の歌詞は現在歌われず、一般にもあまり知られていない)。ここでは、私がこの物語を書く上で、それぞれの歌詞になぞらえた私なりの思いを書きとめておきたい。
(二番)ゆうべ はまべを もとおれば
    むかしの ひとぞ しのばるる
    よするなみよ   かえすなみよ
    つきのいろも   ほしのかげも

 こうして晩年に近づくまで共に暮らした夫婦なのに、私(勘次=*主人公の名)は、亡くした恋人を偲んでは心を乱してしまった事がある。罪な事だと分かっているのに、妻の姿の蔭に見え隠れする面影は、寄せては返す波のように現れ、心は、追憶を求めてさまよってしまった。

(三番)疾風たちまち  波を吹き
    赤裳の裾ぞ   濡れひじし
    病みし我は   すでに癒えて
    浜の真砂    愛子今は

 激しい「運命」変転に、私(真由美=*主人公の妻)は翻弄され、格好だけの、意気込みだけの「野良姿」は、濡れそぼるほどに苛まれてしまった。病んだ私はあなたの愛によって救われた。今は、あなたと歩んで来た人生のすべてが、わが子供のように、ただただいとおしい。・・・後略・・・

 「一度だけの『浜辺の歌』」も「それからの土」も全国の書店に流通しておりますので、ご興味がありましたら是非お読み下さい。ご希望があれば、私の手持ち分にサインをしてお送りする事も出来ます。長々と済みませんでした。稲子 次郎
2008/03/02(日) 13:47 通りすがりの人
確かな情報ではありませんので、参考までに・・・
私は先日、学校の音楽の授業でこの曲を習いましたところ、教科書にも二番までしか載っておりませんでした。
先生のおっしゃることによりますと、この曲は、我が子を失った古渓の悲しみの歌であり、三番にはとくにその情景が現れているということで中学生には、二番まででよく、三番は非常に不適切だという、勝手な配慮があり、教科書には二番までしか載らなかったのだ。とおっしゃっていました。
しかし、三番にこそこの歌の本来の趣旨があり、三番なくしてはこの曲は完成といえないと、憤慨しておられました。
先生のおっしゃっていたことを、私の記憶を頼りに書いておりますので、確証はございませんが、こういうエピソードがあったそうです。
2008/05/02(金) 18:01 リーマン
小学校のとき習ったのですが、3番はハンセン病を歌ったもので、差別的な意味があるので歌われなくなったと聞きました。
2008/05/02(金) 20:36 清原治夫 60歳
小さなピアノ発表会で弾きます。
2008/05/29(木) 16:30 おせっかいおばさん
林古渓自筆の書き込みのある楽譜(昭和13年第13版・セノオ音楽出版社)によると、三番は、
はやちたちまち波を吹き、赤裳のすそのぬれもひぢし。
やみし我はすでにいえて、濱邊の真砂(まなご と読む)まなごいまは。
となっているそうです。
2008/06/04(水) 21:15 スーパーマン
今、学校で歌ってます!!少しリズムがむずかしいけど作曲者などの、気持ちを考えながら勉強してます。
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浜辺の歌(表紙)
秋田県立博物館
秋田県立博物館
成田為三
なりた・ためぞう
明治26年12月15日〜昭和20年10月29日
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