昭和５年（1930年）３月１０日作曲

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　人間をだますという狸が油を買いに来て、見破られてすごすごと帰る歌。
　酒ビンを下げた「酒買い狸」などとも関係ある民間伝承にルーツを持つ歌なのだろう。水木しげるで有名になった、油のビンを下げた妖怪「油ずまし」とも、元々はどこかでつながっているのかも知れない。

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　　たんたん狸の
　　油買ひ

　　油屋の雨戸を
　　トントントン

　　“油賣つて下さい
　　油屋さん”

　　あつぷあつぷ
　　油屋の小僧さん

　　“木の葉の紙幣ぢや
　　賣られません”

　　たんたん狸の
　　油買ひ

　　困つて戻つて
　　ゆきました

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楽譜 歌詞 伴奏 Ａ４縦 ２頁

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〈童謡-楽譜〉
昭和七年発行『世界音楽全集３３「日本童謡曲集IV」』

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