---

　
昭和５年発行『世界音楽全集１７「日本唱歌集」』に採録されています。
　

　
　眞白（ましろ）き波の手を擧（あ）げて
　わが足元に寄りて來（く）る
　おおわが海よわが海よ
　汝（なれ）こそわれのよき友ぞ
　輝きわたる陽の下に
　藍色（あいいろ）深きほほをのべ
　ほのめきそむる月影に
　優しき夢を浮べたる
　珊瑚は岩の陰に生（お）ひ
　貝に交りて珠（たま）は出（い）づ
　國（くに）の寶（たから）もはた富（とみ）も
　半ばは友（なれ）の胸にあり
　天の怒の風受けて
　泡立ち叫ぶ日ありとも
　いかでか去らん汝（な）が側（そば）を
　海國（かいこく）の子のわれなれば
　海國の子のわれなれば

【作曲者は、著作権保護期間中です】

〈唱歌-楽譜〉

---

　
昭和五年発行『世界音楽全集１７「日本唱歌集」』