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　本来は「のうえ節（農兵節）」。農兵（農兵隊）とは、幕末の文久年間に幕軍や藩兵を補うために、伊豆韮山の代官によって作られた軍事組織で、この歌はその行進曲として使われた。「富士の白雪やノーエ、富士の白雪やノーエ、富士のサイサイ、白雪や、朝日でとける」の歌詞が有名。
　もともとは、三島あたりの馬子唄や盆踊り唄としてうたわれていた歌を軍楽用にアレンジしなおし、さらにこれを、橋本国彦がずいぶんモダンなタッチに書き換えたのが「旅役者」である。

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　　けふがわかれか、のうえ、
　　春もをはりか、のうえ、
　　旅の、さいさい、窓から
　　芝居小屋を見れば、

　　よその畑に、のうえ、
　　麥の畑に、のうえ、
　　ひとり、さいさい、からしの
　　花がちる、しよんがいな。

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楽譜 歌詞 伴奏 Ａ４縦 １頁

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〈新民謡-楽譜〉
昭和五年発行『世界音楽全集１３「日本民謡曲集」』

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